やりたいことは、苦みが伴う。苦みの伴う続けていることが、本当に好きなことだ。

日常

昨夜は花谷先生との「ゴールド電話」でした。
花谷先生とは、怖い先生で、じゃなくて、僕が11年間師事している先生であります。
もうすぐ丸4年、毎月電話でご指導頂いております。
当初は、メチャクチャ緊張しながら電話をかけていました。
なんと。
今も変わらず、緊張しながらかけていますけど。
その辺りはなにも変わっていない。

僕にとっては、緊張する場があるのは良い事です。
そう感じているから、丸4年続いているわけです。
自分には特別に経営センスがあるわけでもなく、何か新しいコトを始めると言っても、自分の力だけですべてうまくコトが運ぶとは思えないわけです。
「自分の力で」なんてのは、とてもおこがましく、難しいとかではなく、そもそもできない。
だったら、余裕でできてしまう人に話を聞いてもらえば良い。
そんなある種の開き直りのもと、いつも話しを聞いて頂くわけです。

電話の前には、A4紙に「報告」と「質問」を打ち込みます。
今までのプリントを見直すと、僕の場合は「ジワジワ」と前に進んでいます。
時に脱線し、時に後退しながら。
先生からしたら、「またその話かよ」という感じでしょう。
人の歩みというのはそれぞれで、すぐできる人もいれば、僕のようにジワジワと行く人もいて良いのだと思います。
まさに、うちの実家にいる「カメちゃん」です。
でも、カメちゃんも、時に走るとメチャクチャ速い。
犬から逃げる時のスピードはかなり速い。
「きみ、そんなに走れたのか」とビックリしますから。

「できる」人は、「すぐやる」人です。
「すぐやる」にも、階段があります。
僕の場合は、やるための階段が必要です。
一っ飛びで上がれないなら、階段を2段に増やせば良いのです。
それでもだめなら3段に増やせば、やれることが見つかります。
それを、「すぐにやる」ことです。
僕は毎度の電話で、「やれるための階段」に気づかせてもらってきています。
指導の受けっぱなしはやっぱり嫌です。
教えを乞うたのだから、進むための階段を見つけたら、さっさと登ること。
カメも走れるのですから。

今はキラキラ系の「好きなことしましょう」がトレンドです。
本屋さんに行くとよくわかります。
好きなこともやってみると、8割は避けたいことだと気づきます。
好きなことをやるというのは、厳しいことなのです。
たとえば、僕はギターが好きですが、そんな趣味でさえ8割以上は避けたいことです。
新しい曲を練習することが、僕はとても面倒くさい。
弾けるようになった曲ばかりを弾いてしまいます。
新しい曲を身体に覚え込ますプロセスが、かなり面倒くさい。
面倒くさがりながら、ワンフレーズずつ覚えていくのです。
できなくてイライラもします。
すでに弾けるものを練習しても上手くなりますが、新しい回路は生まれないのが実感です。
弾けなかったものが弾けるようになると、すでに弾けていたものに余裕が生まれます。
自分にしかわからない、数値化できない成長です。
その成長の実感が嬉しくて続けているのです。
好きな1曲を弾くにも、階段を分割してやらないとできません。

開業前からずっと「いつか必ずセミナー講師をやるんだ」と思っていました。
やってみてはじめて、ずっと続けている先達の方々の凄さを身に沁みて感じるようになりました。
やりたいこと、好きなことは、なかなかの苦みも伴います。
勘違いしてる人の好きなことって、パーティーして、ワイワイして、キラキラして、たのしかったで、最後また落ち込むでしょ。
その繰り返し。
本当の快楽とは、別次元ですよ。

アカデミーはキラキラ系じゃなく、ジワジワ系で行くよ。
すぐハッピーよりも、本当の快楽を味わってもらえることをするよ。
できない人には、ジワジワできるように、たくさんの階段を用意するよ。
自分がいつもしてもらっていることを、自分がしていきます。
昨日香織先生が僕の腰椎と胸椎をボキボキしてくれました。
これもジワジワうまくなってきました。
最初はどうにもこうにもでしたからね。
いつの間にやら、前に進んでいます。
そこには香織先生の、影の努力があります。
そういうものです。
立ち止まってもいいけど、やめないこと。
成し遂げたいことがあるのであれば。

P.S.
今日はあらためて2018年を考える時間をとれました。
2019年以降も、まだザックリですが見えています。
課題は山積みですが、ひとつひとつ潰していきます。

 

 

 

P.S.2
毎月の啓発に、応えていきます。

toru-imizu

関節エステプロフェッショナルアカデミー代表の射水徹です。

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