ごあいさつ

「関節エステを学ぶ」こと。
それは「あなたの価値を高める」ことです。

関節エステ代表の射水徹です。
当アカデミーは2018年の開講から、早5年が経ちます。
2014年、業界活性化の旗を掲げる花谷博幸先生の下に集まった「メジャープロジェクト(MP)」メンバーと共に、多大なるご指導を頂いたことがきっかけとなり、エステティシャン・セラピスト向けにセミナー活動を今日まで続けてくることができました。
花谷先生のご厚意により、2016年から7ビューティーアカデミーという活動の場を提供して頂くことができ、現在まで継続しております。
2018年からは、関節エステプロフェッショナルアカデミーを立ち上げ、骨格アプローチを軸にサロン活動で成功していくエステティシャン・セラピストの方々を目にしてきました。
「施術の本質を伝えていきたい」という思いからすべてが始まりました。
遣り甲斐と共に、年を追う毎に責任を感じるようになった、今日までの8年間です。

 

毎月のように全国から集まるエステティシャン・セラピストの方に触れてきて思うことは、「エステ業界も完全に2極化している」ということです。
これは治療業界もまったく同様です。
以下は、少々厳しい話になりますが、私は技術と同等に大切なことだと感じております。

いくつか例えをあげます。

・遅刻することを主催者に連絡しない。
・遅刻をしても当たり前のように教室に入ってくる。
・できないと、ふてくされる。
・技術を学ぶのに、ヒラヒラのスカートで受講する。
・講義が始まるまで着替えない。
・講師にはイイ顔をするが、サポートスタッフには横柄な態度をとる。
・無料セミナーだからと無断でキャンセルをする。
・オンラインセミナーの受講条件(相モデル必須等)を読まないで受講する。
・メールが届かない。
・メールを送っても返事がないので届いているのかどうかも解らない。

低価格なセミナーほど、遅刻者が多い、連絡が取れない人が多いことは、大きな特徴です。
当アカデミーに限らず、あらゆるスクール主催者が感じていることです。
私は、「根本」が解らない人に、どんなに技術を授けてもまったく意味がないということを感じるようになりました。
「言われてません」と思う人もいるのかもしれませんが、それこそが幼稚なのだと気づく必要があります。

これからエステ業界に入ってくる人たちが、上記のエステティシャンに憧れを懐くのだろうか。
お客様に安心を提供できるのだろうか。
そもそも、本当によい施術を提供できているのだろうか。
行動は一人称である限り、我と利の執着から抜け出せません。
二人称で相手を思いやれるかどうかです。
施術と同様です。

救いは、多くの方が「もっといい施術を提供したい」という前向きな気持ちで、講習会に参加されていることです。
上記も、悪気はないのです。
「気づいていないだけ」だから、もったいないのです。
我々大人は、師匠でもいない限り注意してくれる人は、まずいません。
自分で気づき、恥を受け止めない限り、変わるなど到底無理です。
「恥ずかしいことをしていたんだな」と気づくことが、技術以前の、人間としての成長なのです。

なぜこんなことを書くのかと言いますと、私自身が大馬鹿者で、恥をかき、自身の不甲斐なさを感じてきた経緯があるからです。
私はかれこれ15年、花谷博幸先生を師事しております。
2014年、花谷先生に技術指導を求め、治療院へ伺ったことがあります。
私は着替えを持って行かず、デニムのままでお叱りを受けました。

「教えを乞う態度じゃない。技術を学ぶ以前の問題だ。話にならない。」

今となってはネタとなり笑い話ですが、私自身が、「社会性のなさ丸出し」のイタイ35歳だったわけです。
先生からしたら、「オマエ、いい歳してさぁ」ですよね。
「そんな奴に講師が勤まるわけがないだろう」と。
言われれば当たり前のことです。
でも、言われるまでそんな頭がなかったのですから、本当に情けない。
他にも、ここには書き切れないことが多々あるわけです。
叱られるたびに自身を見直すことができたからこそ、今こうして人に伝える側でいられるのだとも思います。
生き方が変わるということは、行動が変わるということです。
「恥を知る」からこそ、「恥を雪ぐ」行動を起こせるようになるのだと、自身の体験からも理解しております。

【私に伝えることの原点を授けて下さった師である花谷博幸先生です。】

 

関節エステの活動を続ける中で、ひとつの想いが生まれました。

「関節エステを通じて、一流の施術家を育成していきたい。」

「技術よりも人間性の方が大事。」
私はそれも違うと思います。
どちらが欠けても「プロフェッショナル」とは言えないのです。
そんな気持ちから、関節エステ「プロフェッショナルアカデミー」と命名しました。

当アカデミーにおいて、技術の向上は「して当たり前」です。

すでに関節エステ講習会に参加され、翌日から現場で活躍している方々がたくさん出てきております。
施術の前後写真をメールで送ってくれたり、喜びの声を届けてくれる方もたくさんいます。
関節エステを伝えていく立場として、これほど嬉しいことはありません。
「あなたのお客様が笑顔になること」は、同時に私にとっての成功でもあるからです。

関節エステは、治療院の現場で活用されている技術です。

「関節から身体美を提供できる施術家を育成すること」が、最大のコンセプトです。
美容効果のみならず、お客様の訴える「痛み」にも対応できるエステティシャンとして活躍できます。
2014年以前、私の治療院にはエステティシャンの女性スタッフが在籍していました。
そのスタッフも技術を習得し、腰痛や肩こり、膝痛などで悩まれている患者さんに施術をしていました。
「エステティシャンだから、骨格の施術はむずかしい」というのは、思い込みに過ぎません。
「エステティシャンだから、腰痛ケアはできない」というのも、思い込みです。
身体を癒すという点で、同じことなのです。
関節エステは、あくまで手技にこだわります。
何の道具のない場所でも、「己の身一つあれば、人を幸せにすることができる施術家であってもらいたい」からです。
我々施術家にとって、「手」に優る施術道具はありません。
機械もコンセントもいらない。
あなたのお客様にとって最も大切なことは、「あなたがそこにいること」なのです。

エステによる美容効果のみならず、身体が楽になって頂く体験を、お客様に提供できても良いのではないでしょうか。
大切なのは、「その上で」どんなエステティシャンとなり、活躍していきたいのかです。

「先生みたいな、エステティシャンになりたいです。」

まずはあなたが、魅力溢れるエステティシャンになって下さい。
必ずなれます。
一歩踏み出す勇気さえあれば、道は開けます。
すでに関節エステに触れ、関節施術の楽しさに触れた仲間がたくさんいます。
一緒に学びましょう。

学院長 射水徹