陽性は陽性でも、「別件で陽性」の可能性があった話です。

日常

「射水さん、良かった。陰性だよ。」

まず先に。
以下、ひとまず問題はなかった話なので、心配することなく読んで下さい。
「問題はなかった」と言っても、身体には問題が出たわけだから、問題はあるのだが。
お医者さんからも、「射水さん良かった。これならひとまず安心です。ゆっくり検査できます。心労などがあれば、そのストレスが出たのでしょう」とのこと。

ストレス性の問題とのことで、ちょっと安心しました。

 

死がリアルにチラつきました。
病院の待合室でいろいろと考えてしまった。

お世話になった方々に遺書を書かねば。
でもこのまま救急車なら書く時間がない。
奥さんに悲しまないでくれと伝えねば。
この先イイ人が居たら、俺のことなど気にしないで生きて欲しい。
夕方からの治療院の予約どうすっか。
至急、在宅の奥さんに来てもらうか。
もしくは香織さんに来てもらって、海夏と3人で対応してもらうか。
明日以降の予約は、奥さんか姉に仕事を休んでもらって予約のキャンセルしてもらわなきゃならないのだろうか。
来週の7ビューティーセミナー断らなきゃマズイな。
でも板倉先生と樫本先生に任せるか。
でも講師のところに名前を出している以上、受講生に対して無責任だな。やっぱり今回は断らないとならないな。
というか、母親よりも早く逝くことだけは避けたい。
昔のいらぬ余計なモノを捨てないとな。
あの人にもあの人にもお世話になったな。
最近連絡取ってないけど、あの人どうしているかな。

混んでいたようで、待ち時間が長く、いろいろと思いめぐらせておりました。
大袈裟なようですが、「循環器系の症状」というのは、何とも死が差し迫っている気持ちに強くさせられる。

 

昨夕、急に心臓が締め付けられるような、痛みとも言えぬ強い違和感を感じました。
明らかに脈が速くなり、呼吸が苦しいような。
深呼吸で1分もしない内に落ち着いたのですが。

2015年くらいから走るのを止めた。
その理由が心臓の違和感だった。
当時走っている最中に、何度か胸の痛みを感じることがあった。
最初は一過性のものと思っていたのだが、ある時走ることが無理になってしまったのだ。
なんとなく身の危険を感じ、以来ジョギングを止めてしまった。
その頃から、信号などでちょっと走ると、息が上がってしまうことがある。
左腕、指先までピリピリを感じることもあった。
「循環器になんかあるな」とは、ずっと思っていたのだ。

昨夕のブログの後、もうひと仕事して治療院に帰った矢先、急に症状が出たのだ。
数日前から違和感を感じていたので、昨日が決め手となり、本日心電図をとってもらった。
心電図が終了した際、看護師さんの方が、「あ、ちょっとあるかな…」とボソッと言って部屋を出た。
このボソッとが嫌でしたね。
「え、俺やっぱり、なんか悪い??」と。
寝て待っていたのですが、ちょっと院内がザワついた感じがしましてね。
担当のお医者さんが、「直近でいつ痛くなりました?」と。
「昨夕ですが。状態が悪いのですか?」と聞くと、「うーん。そうなんですよ。心電図に悪い波が出てまして」と。
「今から採血して、トロポニンTの陽性反応が出れば即、このまま大きい病院です。即、即です」と念を押された。
「即」を3回言われたので、私の中ではあきらめがつきました。
「これは陽性でも仕方ない」と。
心臓を痛めたであろう「波」が出ていたようなのです(後で見せてもらいましたが)。
トロポニンTの上昇が陽性なら、狭心症か心筋梗塞、心筋炎などの疑いが強く、緊急性が高かったとのこと。

それで検査待ちの間、上記のようにいろいろ思いが廻ったのであります。

 

20分ほどして診察室に呼ばれ、「射水さん、良かった。陰性だよ。陽性かと思ったよ。ひとまず安心して下さい」と。

陽性だったら、そのまま救急車を呼ばれるところでした。

念のため、来週以降に、心臓の動きの検査をするそうです。
レントゲンの肺は問題なし。
「おそらく心配はいりません。ストレスでも普通にあることです。ただ今週はあまり根詰めないようにして下さい。身体のサインは出たわけですから」と。

ここ1週間ほど、微妙に違和感を感じていたので、毎朝起きるたびに「今日も生きている」とか思っておりました。
今朝は特にそれを思った。

「良かった。朝が来た」と。

 

PCR陽性なんかより、よっぽど嫌ですよ。
トロポニンT陽性の方が。
オミは基本寝てれば治るわけだから、何も恐れる必要がない(怖いのは風評のみ)。
心筋梗塞なら風評被害なく、そのまま仏です。

きっと私なんかより、同じような症状でツライ思いをしている方がごまんといることだろう。
早くコロナなど5類にして、医療のひっ迫を避けないとね。
偉いとされる方々は、熱が出て、喉が痛くて、鼻水垂れることを、「風邪」と呼ぶことを忘れたのかね。
心疾患による死亡数は年間20万人くらいです。
本当に医療が必要な方に、必要な医療が届くべきだと、改めて感じました。
しかし、救急車に乗らずに済んでひとまず安心しました。

 

いろいろ煩悶はあるけれど、煩悶こそが病の元であります。
しかしまた、煩悶こそが生の原動力にもなり得るわけで。
このバランスが崩れた時に、病が顔を覗かせるのです。

ただ、現代は余計な(非常にクダラナイことも含め)煩悶を抱えやすいように思う。
死を身近に想うと、「そう仕向けられていることが多々あるな」ということにも気づかされます。
どうでも良いことを思い煩っていることは、多々ある。
この循環器問題を機に、断ち切れそうです。
病は本当に大切なことが何かに気づくきっかけです。
煩悶とはうまく付き合うことだな。

皆さんもお身体を大切に。
コロナだけが病ではありませんから。

 

ちなみに血圧は116-69とのこと。
低いな。

 

P.S.
今は痛みとかではないけれど、微妙にだけどたまに違和感は感じる。
25歳のカイロ時代に、夢中になって読んでいた本を開く。

【ストーリー形式で学べる栄養療法の本です。】

【当時よりも圧倒的に「自分事」で響きますな。まさかそれが、この項になるとはm(_ _;)m生理痛と循環器の項だけは、俺には一切用なしと思っていたよ。】

ひとまず、大事には至らなそうなので良かった。
丁寧で安心をくれる先生でした。
来週、心臓の動きを検査してもらいに行ってきます。

よし。
ひとまず私は変わらず元気です。

たんたんと行こう!

P.S.2
本当に人生いつ何が起こるかわかりません。
今回はひとまず大丈夫だったわけですが、もし陽性反応だったら、今頃病院のベッドだったわけで。

今日はいつもとまた違う気持ちで施術をすることになりました。
本当に毎回、これが最後の施術になる可能性があるのです。
それは誰もがそうなのです。
そのことを肝に銘じて、明日からも仕事に励もう。

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toru-imizu

関節エステプロフェッショナルアカデミー代表の射水徹です。

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