私たちには、「エステティシャンに憧れられるエステティシャンを輩出する」役割がある。

アカデミー日記

2018年の収穫と、2019年の課題と共に、関節エステは変態していきます。

セミナー動画を撮っていくためにビデオカメラを購入しました。
あとワイヤレスマイクと三脚と。
どのビデオカメラが使い勝手が良いかわからず、メカに強い香織先生にすべてお任せです。
鍼灸学校帰りに「念のため」と、店頭にまで行っていろいろと調べてきてくれました。
「先生、コレ買えば大丈夫です。」
完璧なお膳立てを頂き、私はボタンを押して終わりです。
助かりました。

来年に向けてアカデミーも変態していきます。
今年やってみたからこその、収穫もあります。
課題も浮き彫りとなり、来年に向けて準備することが明らかとなりました。
今日も香織先生と施術の合間に話し合い、方向性も定まってきました。
「どんどん変わっていこう。」
とにかく実験と修正を繰り返し、足場をより強固に築いていくことです。

 

関節エステセミナーは、受講生の目標達成を後押しする場だ。

2007年27歳の頃、「いつか自分もセミナーをやりたいな」と思っていました。
2010年30歳の時、はじめて院内講座を開きました。
すごく緊張したことを、今でも覚えています。
2014年の業界活性プロジェクトを機にエステティシャン向けセミナーを開始するも、自分のことしか考えられませんでした。
結果は、途中で脱落。
私の場合、業界活性どころではありませんでした。
ただただ自分の未熟さ、甘さを知る結果となったのです。
2016年、エステティシャン向けセミナー開催のチャンスを頂けたことで、今の活動があります。
人にチャンスを与えられるコトの凄さ。
先達が築いてきた道の深みを、あらためて実感している今日この頃です。

2014年当時は、「セミナーができて嬉しい楽しい、俺イケてるかも、目立ってるぜイエーイ」だけでした。
恥ずかしながら、「自分さえ良ければ」だったのです。
今は、関節エステセミナーを通じて出会った受講生の目標達成を後押しし、ゴールに導く手助けをしたい。
そんなこと、当時は思いもしなかった。
考えているフリはしていたかもしれませんが、「人のために」の意味がよくわからなかったのです。

「エステティシャンに憧れられるエステティシャンを輩出する」ことが、私たちに与えられた役割です。

この2年間たくさんのエステティシャンに触れてきました。
あらためて、業界活性の一存を「今度こそは担おう」と話ています。
思えば、当時は私自身が酷いものでした。
一言で言うと、社会性がない。
治療院内のお山の大将とは、このことです。
セミナー活動を通じて、自分自身の至らぬ点にも気づかされてきました。
そんな私が言うのもですが、エステ業界もなかなか酷い。
正直な気持ち。
それを痛感する2年間でした。
「よくそれであなたの所にお客様が来てくれてるよね。」
「あなたのところのスタッフは、泣きたいだろうね。」
「あなたみたいな上司だったら、部下が切ないわ。」
そう言いたくなることもありました。

エステ業界に飛び込むも、辞めていく人が多いのも頷けます。
結局、「憧れ」の存在がいないのです。
長時間の施術に厳しいノルマ。
自分のことをコマとしか見ていないオーナー。
独立しても安売り競争に巻き込まれて、思う成果を出せない。
かといって、どう変わっていけば良いのかわからない。
厳しいけど、エステティシャンの8割がそんな状況下ではなかろうか。
そういう部分が、この2年で見えてしまった。
それが私にとっては有難い経験です。

「エステティシャンから憧れられるエステティシャンを輩出する。」

それが関節エステプロフェッショナルアカデミーに与えられた役割です。
香織先生とはこの数か月そんな話ばかりしています。
香織先生はヒロットを通じてずっとエステ業界に関わってきている分、私よりも実態を知っています。
「先生、一緒に変えて行きましょう。」
関節エステを軸とし、エステ業界の世直しだ。
そんな大反れた夢を胸に、今日もまた一足、コトを進めております。

P.S.
「あの人みたいなエステティシャンとして活躍したい。」
そう思える存在がいれば、業界は明るくなるだろう。

toru-imizu

関節エステプロフェッショナルアカデミー代表の射水徹です。

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