「安さで選ばれるサロンにしよう!」という初心を懐いた人は、皆無である。

アカデミー日記

安売り思考から、脱却せよ。

※4月5日(火)のメディカルエステセミナーをお申込みの方々に、本日事務局からメールを送っております。ご確認頂けたらと思います。

 

私の院は、3月中旬より値上げです。
これは昨年夏の治療院経営合宿で決めておりました。
今回、蔓延防止のタイミングとも丸被りなので、月の変更も考えましたが、細かいことを言っていると始まらないなと。
私の運気上、3月の次は7月。
うーん。
乗り遅れ感が出るなと。
当初の予定通りとしました。
2月頭から事前のお知らせを個別に手渡ししております。

 

昨年のYouTubeセミナー時、2月の講義冒頭で、「今が値上げのタイミングです」と講師の方がおっしゃいました。
「いまやらないで、いつやるんだというタイミングが、今です」と。
映画館や劇場系は、席数が半分だった時ですね。
席数が半分ということは、料金が「倍」でようやくトントンです。
席数半分なのに、値段をそのままとしていれば、当然経営は苦しくなる。
考えようによっては、仮に倍に値上がりしても、席が半分で悠々観れるという利点があるわけです。
「その方が嬉しい」というお客様も、中にはいるでしょう。

もちろん、単純に「倍」とは行かないでしょう。
さすがに「義」を欠く。
悲しい気持ちになるファンの方がたくさんいるでしょうから。
ただ間違いなく、この2年はいろいろと今後を考えるタイミングではありましたよね。
「このままじゃマズイよな」と、誰もが思ったハズですから。

久し振りに歌舞伎座のチケット料金を確認したら、値段はほぼ変わらず。
「午前・午後」の二部制から、「朝・昼・夜」の三部制に変わっていた。
私がよく観に行っていたのは2015年と2016年だったと思います。
当時は夏に、限定的に三部制が導入されていました。
たしか二部制の一等席は19,000円で、三部制の一等席は15,000円だった気がする(たしか)。
現在、三部制の一等席は16,000円だ。
ということは、おそらく1,000円の値上げです。

厳しくないのかな…

席は、半分とはいかないまでも、現在も各列3分の1から4分の1ほど削っているようですから。

たとえば私たちの仕事でも、これからは清潔対応が当たり前に求められるようになりました。
皆さんだって、施術後、次の方を案内するまでのアクションが確実に増えたでしょう?
アルコール消毒はコロナ以前から当たり前にやっていたこととは言え、そのやり方も変わっただろうし、また消毒のエリアも確実に増えた。
換気したり、今まで以上にホコリやら床の汚れなどにも気を遣うようになった。
要は、「ちゃんとやってるよ」が伝わるように、「アピールしつつ」やらねばならなくなった。
エステサロンなら、今までよりも施術の間隔を広くとっているサロンもあるかもしれません。
となれば、施術人数も限られてくるわけです。
なのに、大手クーポンサイトを見ると、多くのエステサロンは恐ろしく値下げをしているわけです(/_;)
クーポンサイトの営業さんは100%言いますよ。

「安く載せないと来ませんよ」と。

 

問いたいのは、それに甘んじて「安売り路線をいつまで続けますか?」ということです。

「安いからここに行こう。」

そうやって選ばれているということですから。
この仕事をしようと初心を懐いた時、「安さで選ばれるサロンにしよう!」なんて思ってもいないでしょ?
おそらく、そんなことを初心に打ち立てる施術者はいない。
「私の技術で困っている人を助けたい。」
そんな気持ちだろう。
今通って下さる方々は、どうしてあなたのサロンに足を運んでくれているのだろうか。
今一度考える時間を持つのも良いですよ。
そして個人サロンはここからまた立ち上がらないとね。
己を奮い立たせるものは、初心に眠っている。

 

もちろん値上げはお客様にとって嫌なことです。
運営側にも、「来なくなったらどうしよう」という不安が付きまとう。
でも、その恐れを乗り越え、実行せずに行けば立ちいかなくなることもあるだろう。
値上げは痛みを伴う点があるわけですが、全方位の見直しができる機会でもあります。
どうすれば今まで以上に喜んで頂けるかを考えることになる。
というか、値上げどうこう以前に、常に考えなければ駄目ですよね。

ただ値段だけ上がったら、それはお客様だって嫌に決まっている。
当然ですよね。
でも、設備を良くしたり、フォローのレベルを高めたり、リフォームしたりと、目に見えるアクションがあれば話は別かもしれません。
それでも、全員に受け入れられるのは無理でしょう。
一部が離れてしまうことは仕方ないのです。
だからこそ、自分のできる最大限のことはやり尽くしたいですよね。

 

エステティシャンにとって関節エステは、エステ施術前の飛び道具にもなる。
時間をかけずに変化を作れるので、既存のエステメニューの単価アップとしても有効活用できる。
エステ前のオプションメニューとして提供することも良いでしょう。
もちろん、マスタークラスレベルとなれば、関節エステだけでサロン経営も可能です。

https://toru-imizu.com/course/master-class/

その象徴として板倉先生がいる。

第2期マスタークラスの期間中に、関節エステで学んだ流れをメインに自宅開業してしまった。
今ではボディーワークのセミナーを開催したり、好きな時にサロンを閉めて埼玉を離れたり、好き勝手やっている。
板倉先生がよく言います。
「そのまんまやればいいのにね」と。
トコトン言われた通りにやれるのも才能だと思います。
最初から変化球を覚えるピッチャーっていないでしょう。
まずはストレートを投げ込むわけです。
その中から、個性が生まれてくるものですから。

エステティシャンの抱える悩みの9割は決まっています。

【悩みはほぼ、安売り、リピート、疲れるの3点セットです。】

これらは、誰でもクリアできるのです。
自分を信じ、勇気を持って決断すれば余裕です。

P.S.
昨夜、自宅へ帰り食事を済ませ、「5分だけ寝てからブログ更新するわ」と宣言してソファで寝落ちしておりました。

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toru-imizu

関節エステプロフェッショナルアカデミー代表の射水徹です。

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