繁盛治療院のしくみ 214の絶対法則 花谷博幸先生著
私は2006年に花谷博幸先生の主宰する治療院経営研究会であるPCC治療家塾に入会しました。
当時私は、入会時に届いた教材を元に、開業準備を進めておりました。
毎月届くテキストや、学習教材を購入し読むのが楽しみとなっておりました。
開業までに準備することが明確になり、「どんな治療院にしようか」とワクワクしたものです。
私の記憶では、初めてセミナー受講したのは、2007年2月の経営セミナーだったと思います。
新宿のNSビルでした。
当時27歳。
開業準備で物件を探している最中でした。
過去、カイロプラクティックのセミナーは何度も受講しておりましたが、経営セミナーは初めてのことでした。
自分が経営セミナーなるものに足を運ぶなど、花谷先生と出会うまで思ってもみませんでした。
ちなみに、私がPCCを知ったのは、2004年頃に買ったカイロ雑誌でした。
「週休3日で1000万」というタイトルで、ずっと頭に残っていたのです。
「マジか?週休3日で1000万?欲しいなぁ。」
当時の私の頭の中身は、こんなところです。
そのタイトルが残っていて、2006年に雑誌を引っ張り出してきて入会したのでした。
緊張して「ドキドキ」していったのを覚えています。
その時の自分の服装なども、なんとなく記憶しております。
会場に着くと厳ついスーツ姿の治療家(当時の私にはそう見えました)ばかりで、圧倒されました。
どちらかと言うと、こう「ウェイウェイ」した感じの方々(もちろん、そんな方々ばかりではないのだが)が、肩で風を切って歩いているような。
私が小者過ぎて、余計にそう見えたのでしょう。
一部のイケてそうな皆さんは、すでに気心しれた感じで和気藹々な雰囲気でした。
はじめての私は最後尾から「そ~ッ」とセミナー受講していたように思います。
セミナーは圧巻でした。
「俺本当に週休3日で1000万いっちゃうのかも~」と言う状態で帰りましたから。
レジュメはメモでぎっしりになり、開業することが楽しみになって終わったことを覚えております。
その時、9月に「成功セミナー」なるものがあると知り、私はなにも知らずに申し込みをしたのですが。
「成功セミナーはヤバイらしいよ。」
セミナーの帰り道に私よりも先に入会してた方々から教えてもらったことを、今でもよく覚えております(たしかマックで)。
「え!申し込んだの!?俺は出たことないけど、超恐いセミナーって聞いてるよ。」
実際、本当に「ヤバイセミナー」でした。
花谷博幸の恐ろしさを全身で浴びた私は、今でも花谷博幸を畏れているのでございます。
セミナーの懇親会へ向かう途中、花谷先生から、「射水は薄情だからなぁ」と言われたことを覚えております。
「たしかに俺は薄情かもな」と妙に納得してしまった。
「でも、俺もそうだけどね」と、花谷先生は優しくフォローまでして下さったのでありました(笑)。
あれ以来、「薄情射水」では嫌だなと。
いま振り返ると、当時在籍していたスタッフに対しても「薄情なことをしていたな」と思う点があるのです。
合理的が好きでしたし、効率とかそんなことばかりを考えてもいたように感じます。
それでいて特別効率よく立ち回れるわけでもなのですが。
今でも「俺はいま、薄情なヤツになってはいないか?」と、いつも鑑みます。
薄情なんて最悪ですからね。
前置きが長くなりましたが、この書籍は2014年に出た本です。
2014年という年も、語ると長い年なのでございますが。
当時読んだ時、「これは辞書だな」と感じました。
毎年受講してきたセミナーで学んできたことが、この1冊に濃縮されているのです。
もちろん最初から最後まで読むのも良いと思うのですが、何か困った時に、もくじで必要な箇所を検索して読む。
そんな風に使える、まさに「治療院経営の経典」なのです。
「治療院のしくみ」だからこそ、「エステサロンのしくみ」としても大いに役立ちます。
特に、「治療院では可能だけど、エステサロンだとどうかな?」という部分が、逆に役に立つでしょう。
「エステサロンじゃこんなことできません」と切り捨てることは簡単ですが、「どう応用させてエステサロンで活かせるか」を考えてみれば良いのです。
斬新な自分のサロンだけのアイデアが思い浮かぶかもしれません。
エステサロンを経営している方々には、絶対に持っていて欲しい1冊です。
たとえばですが、いま「パッ」と適当に開いたページには、こんな言葉がありました(本当に偶然開いたページですよ)。
「現状、変化、未来」を提示して患者との信頼関係を築く【164頁より抜粋】
毎月エステティシャンにセミナーをしておりますが、きちんと現状を把握させることができるエステティシャンはおりません。
その場で変化を出し、その場で未来を見せることも、できる人は皆無に等しいのです。
関節エステを学びに来ている方々は、この現状変化未来を瞬時に見せることが可能になります。
何度も受講している皆さんは、できますよね(^_-)-☆
私が皆さんにお伝えしていることは、花谷博幸先生から学んだことが背景としてあります。
おそらく、この書籍のどのページを開いても、私の経験として語れることがあります(浅い深いは問わないで下さいm(__)m)。
この書籍は、関節エステの背景でもあるのです。
「エステサロンを今よりも良くしていきたい。」
「お客様のためにできることを追究してみたい。」
そんな探究心溢れる人のための、1冊となるでしょう。
P.S.
私は受付横の棚に常に置いてあります。
患者さんの入れ替え時にパッと開くこともあります。
たった2,200円(税別)で、一生辞書と使えるのです。
それが高いと思う人は、そもそも経営自体が無理じゃないかと思いますね。
セミナー情報など配信しています。
お友達登録宜しくお願い致します。