OH!GIRL!人生ギリギリchop!!

アカデミー日記

当院に通っているセラピストの方から、「先生は何で柔整師の資格を取ったのですか。私も国家資格を取った方が良いのでしょうか?取るとしたら、柔整ですか?」と聞かれました。

私は30歳の時に柔道整復師の国家資格を取得しようと学校へ行きました。
あと40年やるであろうこの仕事をする上で、最低限、押さえておこうと思ったからです。
カイロプラクティックを勉強し、すでに開業していました。
必要ないと言えばなかったのかもしれませんが、今となっては良かったなと思います。
柔整の資格を取っても、保険を使う気はなかったので、特にやり方が変わるということはありませんでした。
心の片隅に「せっかくやっているのに、無資格者扱い(カイロは無資格)のままは嫌だな」ということは引っかかってはいました。
この仕事にハマり、人生ではじめて勉強が好きになり、毎日施術をしているのに、「なんかなー」と。
将来セミナー活動ができるようになりたいと考えていましたし、そのために、最低限の国家資格は押さえておこうという気でした。
花谷先生の本にも、「30代なら国家資格、40代は民間で」という、ひとつの基準が記されています。
それもずっと頭にありました。
当時の目標設定シートには、「38歳から専門学校へ通う」と書いてあります。
気づけば、予定が8年早まっていました。

私の学校選びの基準は、午前の部があることだけでした。
正直あとは、どうでもよかったです。
あとは近さでした。
ほとんどが午後からの学校だったので、昼に授業が終わり、カイロ院を開けることができたのは大きかった。
場所も代々木だったので、超完璧でした。
「俺のためにできてくれたのかこの学校は!」と。
あとは、基本放っておいてくれる学校だったことも、私にとってはラッキーでした。
課題やら実習などが厳しければ厳しいほど、私にとっては厳しい環境になっていました。
綺麗ごと抜きで、過去問さえ教科書で調べてやっていれば受かりますからね。授業などまったく聞かずに過去問やってましたからm(__)m。
とにかく甘い学校だったことが、私にとってはラッキーでした。

香織先生から、「私も国家資格を取ろうと思うのですが、どう思いますか?」と聞かれた時、「取るなら今がタイミング的にはラストだし、絶対に柔整は止めときな。取るなら鍼灸だね」でした。
あくまで香織先生だからそういうアドバイスです。
香織先生はヒロットの施術歴も長いですし、ヒロットの講師もやっています。
2014年から私のセミナーに来て、2015年には一緒に仕事をしています。
アカデミーの立ち上げから今日まで、フル稼働です。
「射水先生を見ていたら、私も治療家の仕事がしたいと思いました。」
隣の部屋でエステをひとり施術する間に、私の施術が5、6人入れ変わっているのを側で体感し、「自分もそういう施術がしたい」と思ったと言います。
国家資格をわざわざ取らなくても、「そういう施術」はできますが、将来もヒロットは続けるので、イメージ的にも鍼灸のが相性が良いです。
「エステティシャンだけど鍼灸師を持ってて、セミナー活動してます」のが印象が綺麗ですから。
きっと3年後、香織先生は活動の幅が広がります。
私もバックアップできる環境を作ります。必ず。

「国家資格を取ったらうまく行く」と勘違いしている人は多いです。
取らない方が良いでしょう。
400万円以上のお金をつぎ込む余裕があるのなら、そんなことよりもまずは開業して現実を知る事が先ではなかろうかと。
サロンをやりながら通うのが良いでしょう。
そうでないと、400万捨てるだけになりかねないからです。
正直、そういう人をたくさん見ています。
というか、「だらけ」なのです。
それが現実です。
通っていることに満足する資格オタクの人もいます。
学校行けばいろいろ教えてもらえると勘違いしている人もいます。
学校を当てにしている時点でセンスがないからやめた方が良いというのが、開業している人たちの本音でしょうからね。
そういう現実と向き合った上で、この先の何年この仕事をするのかを考えて、決断することです。

質問をくれた方は、40歳です。
年齢的には、資格は、「超ギリギリ」かなと思います。
ちなみに私ならですが、行かないかなと。
資格はなくても、成功はできます。
私なら、まずは開業してしまいます。
でないと、資格の意味もよくわからないかな。
あとは先のビジョンですが、この仕事をするなら、まずは開業が先でしょう。

と、お話ししました。
果たして。

たぶん、この業界は楽です。
いや。
超楽です。
が、

超キツイですよ。

P.S.
このブログタイトル、わかるよね?(-“-)?

toru-imizu

関節エステプロフェッショナルアカデミー代表の射水徹です。

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