順風満帆など、いらない。紆余曲折が、物語となる。

アカデミー日記

失敗を乗り越える方法は、再び立ち上がるのみ。

早起きしてホームページの更新作業をしていましたが、書きまくった内容がすべて吹き飛びました。
更新ボタンを押した瞬間に、綺麗に消えましたね。
いつもなら自動バックアップが作動し、うまく戻せるのですが、その機能も何故かオフ。
過去最大級の落ち込みでした。
同じことは書けません。
このショックを乗り越える方法は、たったひとつ。
もっといい内容で更新するということだけです。
失敗を乗り越える方法は、再び立ち上がるしかないのです。
他の道を探しても、どの道似たような壁にぶつかるようにできています。
ただ、今日はもう無理ですね。

関節エステには、苦悩の物語がある。

午後は香織先生とミーティングでした。
先日の電話コンサル時の話から入りました。
「おっしゃる通りですね。」
二人で納得する。
その時になんとなく出した2014年に作成した資料やレジュメを二人で見直しながら、当時の射水の苦悩話で大笑い。
笑うことで、ホームページショックを乗り越えられました。
香織先生がはじめて「関節エステセミナー」に来たのは、2014年です。
丁度私は行き詰まりのピークでした。
当時花谷先生のもと立ち上がったメジャープロジェクト2(MP2)で、私が落ちたのが9月です。
その9月に香織先生と出会っていたのです。
「これもご縁だね」と。
MP2やってなかったら、僕らは出会っていなかったハズです。

【当時、花谷先生にファックス送った企画書】
アカデミーも立ち上げていないでしょう。
「関節エステプロフェッショナルアカデミー」が立ち上がったのは、2014年からの花谷先生のご指導に加え、香織先生の力も大きいのです。
「先生やりましょうよ。やれない理由がないじゃなですか」と何度も背中を押されました。
何度も方向性の修正をしながら、今のホームページができたのです。
ホームページは1から10まですべて香織先生がひとりで作ってくれました。
私は記事を書くだけ。
ハッキリ言って、私の方が100倍楽なのです。
まだ始まったばかりとは言え、すでに物語があることが嬉しい。
イケてる話ではなく、苦労話が一番面白く、楽しいですね。

【去年までは開くのも躊躇した、過去の形跡たちと対話】
「苦労は買ってでもしろ」って、本当だ。

しんどい過去は、いまを愉しむためにある。

香織先生が受講する以前のレジュメをみせました。
2014年、悩みながら無理くり作ったレジュメです。

【頭を抱えて作ったなぁ】
「とにかくなにかやらなきゃ。」
そんな焦りの中で、毎月セミナーを開催しておりました。
本質的な部分から目を背けて、セミナーをやることに逃げていましたね。
やっている感に、安心したかったのです。

先日、第2期美脚マスタークラス生のかおりさんが、「マスターは自分と向き合う場なんですね。私課題をやりながら過去と向き合い泣きそうになります」と伝えてくれました。
伝わる人には伝わりますね。
美脚マスタークラスは、技術だけできれば良いという軽いセミナーではありません。
人によっては、自分のコンプレックスと向き合う場になります。
そこに気づくということは、彼女が本気で取り組んでいる証です。
嬉しくなりましたね。
「開催してよかったね。」
香織先生とそんな話になりました。

過去と向き合うことで、気づくことがあります。
過ぎたことを振り返れないとすれば、乗り越えられていないのです。
去年まで2014年の資料は開きたくありませんでした。
今もまだなにも達成していませんし、課題は山ほどあります。
それでも今は自分が踏んできたルートとして大切な資料となっております。
資料を読み返してみて、当時書いたことを、いまひとつずつ歩を進めていることがわかりました。

「あの時からやりたいことは、今も変わっていなかった。」

今日あらためてそう感じました。
「先生、ここに書いていることを、今やってますね。」
本当にその通りでした。

悩み抜いた過去には、ヒントが埋もれている。

「先生、これ新コンテンツとしてセミナーできますね。」

香織先生がポツリと。
2014年はエステティシャン向けに、身体を通じて解剖学を学ぶセミナーもやっていました。
無理して作ったとはいえ、今あらためて読み返すと、これはこれで面白いです。
それに、当時よりも数段面白く伝えられるイメージが瞬時に湧いてきました。
関節エステの美脚手技とも絡めて伝えられます。
エステティシャンは解剖がザックリな人が本当に多過ぎますから、楽しく学べるアプローチがあっても良いですね。
過去に苦戦しながら作ったものが、今は余裕でビルドアップできる確信があります。
目を伏せてきた過去に、これからを切り開くヒントはたくさん眠っていますね。
自分から目を背けてはイケないのではなく、ただただ、もったいないのだと。
過去のツライことをトラウマだとかすぐに言う人もいるけど、「自分を見据える」というのは瞑想の基本中の基本でもあります。
以前成瀬先生が、「怖いのは目を背けるからで、しっかりと見据えれば怖くはないことがわかる」という趣きのお話しをして下さいました。
今がツライ、今が面白くないなら、今が目を背けてきたコトに目を向ける機会なのです。

【今日のミーティングは、楽しかったな。どうせやるなら、俺たちがエステ業界をナイスな業界に変えよう。】

P.S.
今何が一番怖いですか?
今何が一番ツライですか?
乗り超えるヒントは、自分の中に必ずありますよ。

toru-imizu

関節エステプロフェッショナルアカデミー代表の射水徹です。

関連記事