佐藤 香織

皆さんの「わからない」は、私も経験済みです。
活躍していただけるよう、厳しくも気持ちに寄り添った授業を心がけています。

私が関節エステに出会ったのは2014年秋のことです。
当時、骨格調整のあるエステサロンに勤務していたのですが、いまいち効果を感じられずスランプに陥っていました。
そんな折、雑誌を見ていて目に留まったのが「関節エステ」だったのです。
柔道整復師の先生が教えてくれるということで、勝手に「一歩先を行くエステティシャンになれるかも」と、期待をして足を運びました。
結果、私の施術人生の大きなターニングポイントになったのですが、最初のセミナーでは悪戦苦闘で、玉砕したことを覚えています。
管理職も経験し、技術指導をしていた私ですが、今までの身体に対する勉強が「ただの自己満足だったんだ」と思い知らされるほど、先生の知識がすごかったのです。
身体をケアするボディーワーカーとして基本的な人体を知ることが希薄であったと反省しました。
関節エステは、美しい身体を生み出すための技術であることはもちろんですが、先生に触れることで施術者としての心構えや在り方をあらためて見直す機会となり、私の転機となりました。
民間資格のエステティシャンや、セラピストは、筋肉や皮膚、リンパなどは意識して施術していることと思いますが、骨を意識している方は少ないのではないでしょうか。
骨は人間の土台であり、筋肉が付着している場所でもあります。
家で言う「基礎」の部分がしっかりしてなければ、周りの壁や窓もゆがんで上手く機能しません。
建付けが悪いとドアも開きません。
人間の身体も同じです。
骨が整えられれば自ずと筋肉や、リンパなどもにも、良い循環が起こるのです。
関節エステを施術した後にオイルトリートメントを行なうと、格段に結果が違ってきます。
関節エステを習得することは、今まで行なっていたトリートメントのレベルも飛躍するということなのです。
「クライアントさんの痒い所にまで、手が届く。」
そんな付加価値の高いエステティシャンになっていただきたいです。
「関節エステ」を伝えていくことで、私自身が体験した感動をひとりでも多くの方に味わって頂きたく思います。

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